高田世界館への道!vol.21「ツアー、セミファイナル」

横浜に到着した25日早朝、いつにも増してむくんだ足、上がらない肩、30kgの荷物、横浜シティ・エア・ターミナル。
最後の力を振り絞り電車に乗り込む。ああ、タクシーにしときゃあよかった。
変にケチらないで。
夜行バスを選択していることで唯一のメリットは無駄遣いを制御できること。
もう少し、もう少し、を繋いでもはや肉体は削がれ精神体と化す。

大阪でバス待ちをしていた昨夜の話。
最後の夜は大雨に打たれた。雨具を持っていないのでびしょ濡れでターミナルに飛び込む。
チクショーという想いは浮かべどここまで全日程晴れていたことに感謝。
これは晴れ男と呼ばれて良いのでは。
旅の打ち上げということで缶とつまみをコンビニで買い込んで、一人2時間バス待ちを楽しむことにした。

バス会社の歴代のリクライニングシートで休めるようになっているその待合室でビジネスクラスというシートに座りこれでもかとリクライニング。余談ですが「リクライニング」って「もたれかかる」そのままの意味なんですね。
1時間ほど経ってもういいかんじにほろ酔い、というところで目の前にビールが出てくる。
「お???」
振り向くと、スーツの男の人がいた。
兵庫でライブをした時にきてくれたお客さんのひとりだった。
ビールを差し入れにきてくれた。こんな雨の中・・・。
「近くで飲んでたので」 その優しさが沁みます。
バスが来るまで差し入れてもらったビールをふたりで飲んで色々話した。

バスに乗り込んで、もうルーティンになった音楽を流す。
クリトリック・リスで「BUS-BUS」。

なんだか今夜はやけにスギムさんの声が沁みるぜ。

ホロリ。
下もホロリで飲み過ぎて尿意が・・・。しばらく全然休めなかった小野でした。

そういう嬉しいありがたいことで、もう少し、と踏ん張りがききます。

横浜到着日はボイスメンテナンスに整体、修理に出してたギターを受け取ったりとバタバタ。
ちょっと気を緩めると掴みかけたものが手からするりと抜けてしまうんじゃないかって。
歌って、とても繊細で、難しいなあと改めて思う日々なのでした。
いよいよ今度は東京でバンドライブ!
バンドのリハをしてきたけど、ソロとは全然歌い方が変わるなあ。
ソロでできたものができなくなったり。
難しい!
でも、やっぱりバンドって、サウンドの影響もそうだけど、
こう、ガーッてなった時、ソロの時よりもガーッ!てなれる気がする。
きっとでんじろう先生の空気砲みたいなもんなんじゃないかな。
箱が大きくなると強くなるみたいな。
知らんけど。(→関西で覚えた笑)

とにかく!(空気入れ替え) バンドセットもぜひ楽しみにしてくださいな!
まだ予約受付中です!

2021.10.29.小野雄大


2021/10/30(土)

@下北沢BASEMENTBAR
小野雄大band set
アロワナレコード
YOTOWN

開場12:00 / 開演 12:30

charge 2,000円(+1drink)

小野雄大公式ホームページ

シンガーソングライター小野雄大の公式ホームページ。

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