高田世界館への道 vol.3「地元の話」

少し遡って話をします。

最初に手にした楽器はリコーダーや鍵盤ハーモニカを除けばドラムでした
というか初めて惹かれた楽器、というのが正しい。
初めて目の前でドラムが鳴ってる時、 窓の外を見ると真っ赤な夕日があり、
晴れているのに一瞬稲妻が駆け抜けた。 
「これだ…!」と身体が震えた。

それから1年くらい存在を忘れてたんだけど、中学生になり、

音楽準備室に誰にも使われず鎮座しているドラムセットをみて、
憧れの女の子に偶然再会したような気分だった。

それから毎日昼休みに通って練習し、先生に基礎的な動かし方を教わった。 

というわけで、No2で話をしたけど、
文化祭での主な自分の役割はドラマーとしての参加だったのでした。
リコーダーを一心不乱に吹きまくり
汗と共に生まれてきたメロディーで音楽に“目覚めた”ぼくは
早速アピタでノートを大量に書い込み詩作に取り掛かりました。

その時たぶん、なにも生まれていません笑
曲といえるようなものはなにも生まれず、ただ作るという意識だけが芽生えました。

その後授業でギターを習い、
友人と今度は昼休みにギターのコードを覚えることに熱中しました。
授業は圧倒的大多数が女子で(選択制だったため)、
圧倒的大多数に負けて授業でのギター弾き語り合唱は

サスケの青いベンチに決まりました
(負けたのはグリーンデイのWake me up,when september ends)。 


 続く

2020.10.10.小野雄大 

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