高田世界館への道! vol.12 「IMARGINE vol.2 開催に寄せて」

“みんなが生きていく上で、
必要な言葉を音楽に残して、
少しだけ人生が豊かになってくれたら、本望だ。”

こうして昨年、初めてのチャレンジ”IMARGIN”を締め括りました。
あれから1年弱が経ち、今年も「IMARGINE vol.2」として、同日、11月3日に開催することが決定しました!イエーイ!

今年はなんと、配信に加えて、現地の有観客も決定!
ぜひ高田世界館へ。
あの場所で体感して欲しい。
そのための準備を進めています。

たくさん我慢を続けてきました。
”素粒子たち”と言う自分の音楽人生で一番の出来となるアルバムを発売した昨年。
思い通りに動けない毎日がもう1年以上続いています。

あれだけ身近だったライブ。
観にいくこともそうですが、開催したり出演することも、より大きな決断が必要になりました。

活動をしない選択肢ももちろんありました。
そうしなかった理由はだいたい百個くらいあって、
その中でも特に自分自身の背中を押してもらったことたちがあります。

ひとつめは部屋じゃどうも息も詰まりそうになった
ふたつめはライブハウスが僕を誘っていること

みっつめはおもろいライブやってもいいかな
なんて思っていること

俺とグレフルチームは車2台に機材を(飛び出せハイウェイ!)
積んで遠くフィーチャー鳴らす(ドキドキするぜ)
何かでっかいことしてやろう
きっとでっかいことしてやろう

去年、各地でお世話になったライブ会場が未曾有の危機に苛まれました。
ライブが大好きなお客さんたちも、行きたいところに思ったようにいけませんでした。
これは完全な非常事態です。
自分たちアーティストは、ぶっちゃけ別にライブしないで働けばいいのです。
生きていく方法はいくらでもあります。
でも、不要不急で片づけられてしまうような
形のない存在の重要性について考えを巡らせました。

ライブできない!辛い!コロナはくそ!
では片付けられないほど、文化成長の土壌が崩れていく音が聞こえました。

自分が今躍起になってライブを続けているのは、
自分の音楽を広めるためというのももちろんありますが、

未来に繋げるためでもあるという使命を、
世界の片隅のいち名も無いミュージシャンながら勝手に背負っています。

昨年は、グレフルの皆さん、高田世界館上野さん、地元中学校の協力もあって、
あのような形にしてお届けすることができたのが、ひとつステップになりました。

ライブの後、関わってくれたみんなが、「本当によかった」と言ってくれたこと。
配信を見てくださった方の中には、「今年見た配信ライブで一番良かった」と言ってくださる方もいらっしゃいました(なんとありがたい・・・涙)。

あの時、「来年もやろう」と約束しました。

そして今年早々に、また世界館に同日にやりたいことを連絡し、押さえました。

こんなことを想像します。
こんな状況だけど、身の丈に合わないチャレンジをしているやつがいたこと、
少しでも知ってもらえたら、この先もしかしたら、誰かの絶望に手を差し伸べるきっかけのひとつになるかもしれない。

今まで散々お客さんのいないライブをしてきました。

それでも歌ってこれたのは、そして今、その時より聴いてくれてる皆さんがいてくれているのは、
偶然その日その日でライブ会場にいて、偶然何かの曲に感動してくれて、
偶然聴いてくれた人の何かが変化した、その積み重ねだと思います。

嫌なことがあって、あんまり期待していなかったライブを見て、

ある曲が演奏されると途端になぜか惹きつけられて、
気づいたら涙していた。

そういう瞬間を、これからも得られる世界であって欲しい。
そんなことを想像します。

そのためには、そういう場所がなければいけません。

そしてそんな機会が多いに越したことはない。
ライブハウスの人たちと、ライブハウスじゃないところで、
コロナ禍だからチャレンジする。

結果的に、みんなの人生が少しだけ豊かになる。
そんなことを想像します。

今回の開催に向けて、そういう思いで準備を進めています。
ぜひ、来場ももちろん、配信でも、楽しみにしていただければ幸いです。

これから毎週、IMARGINEに関連したブログを更新していきます。
ぜひ少しずつ進んでいく様子も楽しんでください!

小野雄大でした。

小野雄大公式ホームページ

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